縁結びの伝説

日本の滝百選

― 伝 説 ―
関之尾公園に伝わる物語

 今から六百年前、時の都城城主 北郷資忠(ほんごう すけただ)公が、家臣を引き連れて、ここで、月見の宴を行いました。こうこうたる月に映える滝の美しさ、甌穴の不思議な水の流れに、一行は酔っていました。この宴に、庄内一の美女、十八歳の通称お雪(おしず)がよばれ、殿様にお酌をしますが、緊張のあまり酒をこぼしてしまいました。それを苦にしたお雪は、宴の終わった後、滝つぼに身を投げました。お雪の恋人経幸(つねゆき)は、日夜悲嘆にくれて、滝の上から声を限りに、お雪の名を呼び続け、泣き悲しみ、槍の穂先で、岩に思いをこめた、一首の歌を刻み残し、行方が分からなくなりました。

書きおくも かたみとなれや 筆のあと
  また会うときの しるしなるらん

 この経幸の想いが通じて、毎年名月の夜になると、朱塗りの盃が、滝つぼに浮かんでくるのでした。

二人を偲んで、恋人同士で、男滝、女滝に酒を流すと必ず結ばれるという。
― 案 内 ―
滝: 関之尾滝は、高さ約18m・幅約40mにも及ぶ大きさで、他に男滝、女滝、全部で3つの滝があります。
甌穴: 岩の割れ目に、小石が入り込み、その小石が、川の流れでくるくる回り、岩の割れ目を削り、穴になります。これを甌穴というのですが、その甌穴は、小魚たちの格好のすみかで、子供たちが、その魚を網ですくって遊んでいるのを、よく見かけます。
食: お食事処「滝亭」で、野外バーベキューや素麺流しを、楽しむことが出来ます。他にも、うどん、そばなどメニューも豊富で、自然の中で、川のせせらぎをききながら、楽しんで下さい。
*駐車場各所、トイレ多数、キャンプ施設有り(テント、ケビン、バンガロー・風呂、寝具、炊事用具完備)テニスコート、プール有り

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